スイングを安定させたい、遠くへ飛ばしたいなど、みさなん欲望はあると思います。そこで、スイング練習を必死にやっていく人を多く見受けられます。
スイングを安定させるにはもちろんスイングを反復することも大切ですが、スイングする身体を変える、見直す、自分の能力を知ることも同時に大切であることを知っていますか。
今回はゴルフスイングに必要な分節的安定性を高める、簡単な家トレをお伝えします。
ゴルフ
BALL PASS OVERHEADトレーニングの効果とやり方
このトレーニングの特徴
「BALL PASS OVERHEAD」は、体全体のバランス能力と分節的安定性を高めるシンプルなエクササイズです。特にゴルフをプレイする方や怪我の予防を目的とする方にとって、効果的なトレーニング方法としておすすめです。
トレーニングの効果
1. 分節的安定性の向上
分節的安定性とは?
分節的安定性とは、身体の各部位(セグメント)を個別に安定させつつ、全体として調和のとれた動きを可能にする能力を指します。特に体幹や関節周りの安定性が重要で、これが高まることで、運動パフォーマンスが向上し、怪我のリスクが減少します。
身体全体への効果
- 効率的な動作の実現
安定性が高まると、不必要な筋肉の力を使わずに効率的な動作が可能になります。結果として、疲労の軽減や持久力の向上が期待できます。 - 怪我の予防
関節や筋肉が安定することで、過度な負荷や不自然な動作による怪我を防ぐことができます。特に、腰痛や膝の怪我に対する予防効果が高いです。 - 筋力と柔軟性のバランス向上
安定性の強化は、筋力と柔軟性のバランスを改善し、姿勢の改善にも寄与します。
2. ゴルフプレイヤーへのメリット
- スイングの安定性とパワー向上
ゴルフスイングでは、体幹や下半身の安定性が非常に重要です。分節的安定性が向上することで、スイングの動きが安定し、効率よく力をクラブに伝えることができます。 - 飛距離の向上
安定した体幹が力を効率的に伝えるため、飛距離が伸びやすくなります。特に、ヒップターンやリリースのタイミングが改善されます。 - 再現性の向上
体の各部位が安定していると、毎回同じスイングがしやすくなり、プレイ全体の精度が向上します。 - 怪我の予防
ゴルフは片側の体に負担がかかるスポーツです。分節的安定性を鍛えることで、特に腰や肩、肘への負担を軽減し、慢性的な痛みや怪我を防ぐことができます。
3. 日常生活への効果
片足立ちで行う動作は、日常生活でのバランス力や筋力向上にも役立ちます。転倒リスクの軽減や身体の機能向上が期待できます。
転倒に伴う骨折の確率は、年齢や健康状態、骨密度などに大きく影響されます。特に高齢者では、転倒が原因で骨折するリスクが高まることが指摘されています。
最新の研究によると、地域在住高齢者のデータを基にした調査では、転倒に伴う骨折リスクは特に以下の要因に関連しています:
- 骨密度の低下(骨粗しょう症)による骨の脆弱化。
- 筋力の低下やバランス機能の衰え。
- 認知機能の低下や運動機能の障害。
具体的には、65歳以上の女性では転倒による骨折率が男性に比べて高く、約30〜40%が一生のうちに股関節や手首などの骨折を経験する可能性があると言われています。また、転倒した高齢者の10〜20%が大腿骨近位部(特に股関節)の骨折を起こし、その後の回復や生活の質に大きな影響を及ぼします。
こうしたリスクを軽減するためには、バランス能力や筋力を高めるトレーニングが推奨されています。また、転倒リスクを評価するツールや早期介入プログラムも活用されています
トレーニングのやり方
トレーニングのやり方
- 片足で立つ
片足を床から持ち上げ、膝を90度に曲げます。この姿勢でバランスを保ちます。 - メディシンボールを使用
片手にボールを持ち、反対の手は体の横に下ろします。 - ボールを頭上で渡す
ボールを頭上に持ち上げ、反対側の手に渡します。渡した後は、反対の手を体の横に下ろします。 - バランスを保ちながら繰り返す
頭上でボールを左右の手で数回やり取りし、動作が終わったら足を入れ替えて反対側も行いましょう。
注意点
・初めはバランスを取るのが難しい場合があるため、壁や椅子に手を添えて行いましょう。
・慣れてきたらボールを持ち替えるスピードを上げたり、立っている足の膝を少し曲げて行うとさらに負荷がかかります。
・体幹を意識し、動作中に身体が左右に揺れないようにすることがポイントです。
かかりつけ医がいる場合は、医師、理学療法士などに相談するように。
まとめ
「BALL PASS OVERHEAD」は、体幹の安定性、バランス能力、そしてゴルフスイングの精度向上に役立つトレーニングです。また、怪我予防や日常生活の動作向上にも効果が期待できます。ぜひ、取り入れてみてください!
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