ひざが痛い時軟骨がすり減るってよく患者さんからききます。
私もそう思いますが、違うんでしょうか?
実は少し違う部分がありますので今回はそのことについてお伝えできればと思います。
新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。正月は少し休憩をいただき、今日から執筆開始させていただきます。
よろしくお願いします。
本日は膝の痛みについてです。
膝が痛いのはなんこつがすり減って、軟骨がすれて痛い。
軟骨が当たっているから痛いなど朝の番組などで言ったから、みんな軟骨が痛いと思っています。
グルコサミン取ればいいんじゃ?
果たして軟骨からの痛みなんでしょうか?軟骨はグルコサミンで回復するっけ?
今日は膝関節の痛みについての軟骨細胞から見ていきましょう。そして、グルコサミンは本当に必要なのか判断してください。
軟骨は痛くなるの?
ぐるぐるグルコサミンでおなじみの軟骨ですが・・・結論からすると痛くありません。なんですり減ると痛いんちゃの?という事ですよね。
それはすり減る事で、周りの組織などに影響がでたりするからなんです。
これについては次回以降の記事に
軟骨が痛くない理由をまず、基礎知識から理解していきましょう。
軟骨の基礎知識
軟骨を簡単に図でまとめてみました。
上から、表層、中層、深層なっており、その下は石灰化した軟骨が存在しています。その下には軟骨下骨が存在しています。
そして、軟骨から石灰化軟骨までは、血管が存在しませんし、痛みを感じる受容器もありません
また軟骨は栄養は滑液から栄養を受けますので、十分に自己修復能力はそなえていません。そのため、軟骨がなくなったり、傷つくと、再生しにくいです。
軟骨下骨には、血管や神経があります。何らかの原因で軟骨がなくなり、軟骨下骨まで露出することで痛みが生じることになります。
ではなんで、軟骨はなくなるのか?すり減ってしまうのか?それは骨粗しょう症と似ています。
軟骨も絶えず、代謝を繰り返しています。
軟骨の代謝障害
軟骨も骨同様に代謝を繰り返しています。軟骨がすり減るという表現ではなく、代謝がうまくいかないためです。
ではなんで代謝がうまくいかなくなるのか?
軟骨には血管がありません。そのことは先ほども述べましたが、そのため、滑液から栄養を得ています。この代謝や、栄養がうまくもらえなくなる原因が、メカニカルストレス(負荷 過度なストレス)です
膝などが不安定(筋力の低下や、柔軟性の低下などによって)が原因です。
また普段の日常生活動作、歩行、重心などからいろいろなものからストレスを受けてしまいます。
そのストレスが一番の原因ともいわれています。
また軟骨下骨は軟骨がない状態であるため、膝の末期の症状ともいわれます。
グレードでいうと
この4の状態を主に差し行きます。
軟骨下骨の痛みについて、荷重をかけた際に出ます。常に同じ痛みの程度です。しかし、動き始めが痛いなどの症状は軟骨下骨以外の原因と考えられます。
もし、あなたが膝が痛く、体重をのして同じいたみなら、膝は末期に近い可能性があります。
ただ、動き始めの痛みなどであれば、まずは下の記事を読んで予防してみてはいかがでしょうか?
ここであなたは気づくはずです。
ぐるぐるぐるぐるグルコサミンについて・・・・
軟骨成分ではあるが・・・軟骨には血管がありません。栄養も滑液を通してのみです。
結果食べたとしても血管から栄養を補給されるのは一部であってしかも分解されてしまうため、グルコサミン自体をとったとしても、軟骨を再生する力は・・・ほぼないでしょう。
そのサプリメントを買うお金があるならで、いい靴を買ってストレスをかけない運動をしていきましょう。ケアをしていきましょう。
ストレスなどをかけないカラダつくりが一番痛みを減らす方法です。
軟骨成分はあります。データで効果があるといわれているものもありますが、解剖学レベルで見ると、そこには血管がなく、栄養も滑液から・・・
もう、惑わされるのはやめて、適切な食事と運動をしていきましょうね。
今日は膝の痛みは軟骨がすり減るから?だからといってグルコサミン取りましょうとは言えない軟骨の理由についてのべました。
膝が痛い方。まずは専門の整形外科や、しっかり運動を教えてもらえる整体院などに行きましょ。
痛みは自分でなおしていくものですよ。
また膝の痛みについては違う記事も書いていきます。
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