【あぐらで股関節が痛いのは怪我?】原因と対処法を高齢者にもわかりやすく解説!

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股関節もすごく整形外科のクリニックでも痛みを訴える人が多くなっています。

「最近、足を開こうとすると股関節が痛むなぁ…」「あぐらをかこうとしても痛くてつらい」こんな悩みを抱えている方はいませんか?実は、股関節の痛みにはさまざまな原因が考えられます。特に高齢者の方に多いのが変形性股関節症です。

この記事では、股関節の痛みの原因や対処法を、分かりやすく説明していきます。また、自宅でできる簡単なストレッチも紹介します。ぜひ、最後まで読んで股関節の痛み解消に役立ててください。


【股関節を開くときに必要な動きとは?】

あぐら姿勢

まず、あぐらをかくときに股関節がどのように動いているかを知っておきましょう。あぐらをかく動作は、単に足を曲げるだけではなく、「股関節を曲げる、股関節を開く、股関節を外に捻る」と複雑な動きが重なってできています。

股関節は「骨盤」と「大腿骨」という2つの大きな骨からなり、これらの間にある「軟骨」がクッションの役割を果たします。この軟骨や周りの筋肉がしっかりと機能していれば、問題なく足を動かすことができます。しかし、何らかの理由でこれらの機能が低下すると、痛みや動きの制限が生じます。


【足を開くと痛い原因:3つの主な要因】

1・変形性股関節症

  • 股関節の軟骨がすり減ってしまい、骨同士がぶつかって痛む病気です。高齢者に多く、長時間立っていたり階段を昇り降りしたりする際に痛みを感じやすくなります。あぐらをかくときも股関節に負担がかかるため、痛みが生じやすいです。

2・鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)

  • 足の付け根、いわゆる鼠径部に慢性的な痛みを感じる状態です。特にスポーツをしている方や股関節周りの筋肉が硬い方に起こりやすいです。あぐらをかこうとする動きが筋肉の硬さによって妨げられ、痛みが出ることがあります。

股関節唇損傷

  • 骨盤の縁にある軟骨「股関節唇」に損傷がある場合、股関節が不安定になり、動かすたびに痛みが生じます。これも、あぐらをかく際の痛みの原因となることがあります。

【股関節の痛みを和らげる3つのストレッチ】

上記の怪我など痛みが出ないように予防。痛みが出たときの改善する運動を3つの部位のストレッチを
お伝えします。

股関節の痛みを感じるとき、筋肉が硬くなっていることが多いため、ストレッチで筋肉をほぐすことが効果的です。以下のストレッチを自宅で無理なく行ってみましょう

  1. お尻のストレッチ(大殿筋ストレッチ)

2・股関節前面のストレッチ(腸腰筋ストレッチ)

腸腰筋ストレッチの画像
  • 片膝を立てた姿勢で、反対の脚を後ろに伸ばしながら股関節の前側を伸ばします。これにより、股関節の前面の柔軟性が向上し、痛みを和らげます。椅子に座っても大丈夫です

3・内もものストレッチ(内転筋ストレッチ)

股関節内転筋ストレッチのが画像
  • 浅く座り、足を大きく開きます。胸を膝に向けて前に倒し、内ももを伸ばします。このストレッチは股関節を開く動きをサポートします。

痛みが強いときは、少しずつ行うこと。呼吸を止めずに行おう。


【最新の治療法と対策】

股関節の痛みが続く場合、医師の診察を受けることも重要です。現在の治療法には、痛みを軽減する薬物療法や、関節の動きをスムーズにするリハビリテーションが含まれます。特に変形性股関節症では、関節を保護するために「人工股関節置換術」が行われることもあります。

※よく言われるのが、OPEをしたら痛みがなくなる?と聞かれます。が、骨からの痛みが影響であれば、OPEによって軽減されます。ただ、周りの筋肉や組織などの痛みであれば痛みは継続します。

最近では股関節周りの筋力を強化するリハビリや、ウォーターベースの運動も注目されています。水中では関節への負担が少なく、効率的に筋力を鍛えながら股関節の柔軟性を高めることができます。スポーツ施設などのリハビリであれば水中でのリハビリもあります。

股関節のPRP(多血小板血漿)およびAPS(自己タンパク質溶液)治療は、関節の痛みや軟骨の損傷などを治療するために用いられる再生医療の一種です。これらの治療法は、自己治癒能力を活用することで、関節の状態を改善し、痛みを軽減することを目指しています。

ユジカワさんの図を参照させていただきます。

PRP治療

PRP治療では、患者自身の血液から血小板を多く含む部分を取り出し、それを股関節に注射します。血小板には成長因子が豊富に含まれており、これが組織の修復を促進し、炎症を抑える効果があります。股関節の変形性関節症やスポーツによる損傷の治療に使用されることが多いです。

APS治療

APS治療は、PRPの進化版とされており、血液から抽出された特定の抗炎症性タンパク質を使用します。この治療法では、炎症を抑えるタンパク質を高濃度で注入することにより、股関節内の炎症を効果的に抑え、痛みを軽減することを目指します。APS治療は、特に重度の変形性関節症の患者に対して有効だとされています。

メリットとデメリット

メリット:

  • 自然治癒力を利用するため、副作用が少ない
  • 手術を回避できる可能性がある
  • 痛みの軽減と機能の改善が期待できる

デメリット:

  • 効果には個人差があり、必ずしもすべての患者に有効ではない
  • 複数回の治療が必要な場合がある
  • 保険が適用されないことが多く、費用が高額になることもある

このような治療法は、従来の治療法と比べてまだ比較的新しいため、さらなる研究が必要ですが、今後ますます普及する可能性があります。治療を受ける前に、専門医に相談して、治療の適応性や期待できる効果について詳しく聞くことが重要です。


【まとめ】

股関節の痛みの原因は、変形性股関節症鼠径部痛症候群股関節唇損傷など、さまざまなものが考えられます。どれも放置せず、早めに対処することが大切です。ストレッチなどで筋肉をほぐしながら、必要であれば医師に相談して適切な治療を受けましょう。股関節の健康を保ち、快適な日常生活を送りましょう!

また最近ではOPEする前に、再生医療など自費にはなりますが、治療の選択の幅も広がっってますのでご自身にあった治療法や対処法を活用していきましょう。

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