もみ返しの痛みの原因と対処法。痛いけど大丈夫かな?そんな不安を解決しよう。

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揉み返しとはどんな痛み?原因と対処法を詳しく解説

整形外科でも接骨院、マッサージ店で体が痛くなって、そのまま動きが悪くなって受診する人がいます。このような症状を【もみ返し】と言います。

簡単に言うと、筋肉の損傷によるものです。

今回は特徴から対処法まで説明できたらと考えています。自分自身や、子供がいる親なら知っておいて理解を深めて、もみ返しがないようにしていきましょう。


揉み返しとは筋肉繊維の損傷が原因で起こる痛みである。

先ほどもさらっと言いました。揉み返しとは、施術中に筋肉に圧力がかかることで筋繊維が損傷し、痛みが生じる現象です。特に、整骨院や整体院、マッサージ院での施術でよく起こります。痛みは筋肉痛に似ており、特定の部分が痛むことが多いです。また、内出血(アザ)や頭痛、吐き気を伴うこともあります。

症状のピークは施術の翌日で、通常は3〜4日で症状が和らぎます。ただし、人によっては1週間近く続くこともあります。女性の場合、男性の施術者によって筋損傷ではなく筋挫傷までいくケースも多く見受けられます。 筋挫傷は怪我に相当しますので、施術後の痛みには注意が必要です。

なぜ揉み返しになる?考えられる3つのケース

  1. マッサージ・ほぐしの刺激が強すぎる場合
    施術者の押圧や揉みほぐしが強すぎて筋肉が耐えられず損傷することがあります。施術者の経験不足や緊張、または患者自身が強い刺激をリクエストした場合に起こりやすいです。筋繊維は強い押圧によって損傷するがあるため、刺激量には注意が必要です。
    上記でも述べました女性は特に注意が必要です。
  2. 初めてのマッサージやほぐしによる場合
    初めてマッサージを受けた際に、体が過度に反応して揉み返しが起こることがあります。初めて緊張や慣れない施術者への不安が筋肉の緊張を引き起こし、結果的に揉み返しにつながることもあります。
  3. 個人の体質や生活習慣による場合
    筋繊維の強さや筋肉の状態には個人差があります。運動不足や普段から筋肉が凝り固まっている場合、揉み返しが起こりやすくなります。

揉み返しと「好転反応」の違いは?

揉み返しは筋繊維の損傷が原因で起こる痛みですが、好転反応は身体が良い状態に変化する過程で一時的に現れる症状です。好転反応は筋繊維の損傷とは関係なく下記の症状が出ます

⭕️だるさ
⭕️かゆみ
⭕️倦怠感
⭕️軽い発熱

などの全身的な症状が特徴です。好転反応は通常、1日程度で回復します。

※最近流行っている、筋膜マッサージガンなどを使用した後に来る、かゆみは特徴的です。
大体数時間から一日で治ります。より血流が促される反応になるので、そのかゆみはいい反応ですね。

揉み返しになってしまったら?行うべき対処法

もし揉み返しになってしまった場合、以下の対処法を試してみてください。

  1. 痛む部位を冷やす
    冷やすことで筋繊維の炎症を抑え、修復を促進します。湿布や氷を使い、5〜10分冷やして休むを繰り返すと効果的です。
  2. 過度な運動を控える
    筋繊維が回復するまで無理な運動は避け、安静にして身体を休めましょう。
    スポーツをしている人は、休息することも練習の一つだと思って、思いっきり休みましょう。
  3. 痛みが強い場合は鎮痛剤を使用する
    痛みが強い場合、ロキソニンなどの鎮痛剤を使うと良いでしょう。ただし、頻繁に使用すると薬に対する耐性がつく可能性があるため、冷やす・休むことを優先し、それでも改善しない場合に限り使用するようにしましょう。
  4. 最新の対処法:軽いストレッチやウォーキング
    軽いストレッチやウォーキングを行うことで血流を促し、筋肉の回復を助けることができます。ただし、無理をしないように注意し、痛みが強い場合は避けてください。

揉み返し予防に効果的な方法

私も施術する際には、もみ返しの事と、対処法についてお伝えしています。簡単な3つ揉み返しを予防する方法は、以下の方法が効果的です。

1・施術の前後に水分補給をしっかり行う
水分を十分に摂取することで筋肉に潤いを与え、痛みを引き起こす物質の蓄積を防ぎます。
水分も浸透圧がからに近いスポーツドリンクなどをおすすめします。

イラストは@ユジカワさんのを使用させてもらいました。

2・施術者とのコミュニケーションを大切にする
施術中に強い刺激を感じた場合は、「もう少し弱くしてください」と伝えることが重要です。施術者は患者の希望に応じて刺激の強さを調整してくれるはずです。私も患者にはいつも声掛けするように心がけています。

3・定期的なストレッチと筋肉ケア
日常的にストレッチを行い、筋肉の柔軟性を保つことで揉み返しのリスクを減らすことができます。また、セルフマッサージやフォームローラーを使って筋肉をほぐす習慣をつけることも予防に役立ちます。


施術場所によって運動がわからないときはこちらから参照ください↓

カテゴリー別、タグ別 キーワードを入力すれば、その部分の運動のイラスト資料がDLできます。

まとめ

揉み返しは、筋肉繊維の損傷によって起こる一時的な痛みであり、適切な対処法を取ることで早期に回復することができます。初めて揉み返しを経験する場合でも、慌てずにこの記事の対処法を参考にして、安心して施術を受けましょう。施術前後の水分補給や適切なコミュニケーション、日常的な筋肉ケアを心がけることで、揉み返しを予防し、健康的な体を維持しましょう。

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